プログラム
10:00-10:45 | 1-1 キーノート | |
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10:45-11:45 | 2-1 IPv4アドレス枯渇 | |
12:00-13:00 | 3-1 Windows Vista | |
14:30-16:00 | 4-1 次世代キャリアネットワーク | |
14:30-16:00 | 4-2 マルチプレフィックス技術 | |
16:30-18:00 | 5-1 社会基盤ネットワーク | |
16:30-18:00 | 5-2 IPv6 端末OS |

1-1 キーノート
- 10:00-10:45
「IT新改革戦略とIPv6」 -
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橋本 岳 衆議院議員 e-Japan計画から始まった日本を世界最先端のIT国家にするという流れは、今年1月に策定されたIT新改革戦略によってさらに大きなステップアップをしようとしている。IT新改革戦略では、IT化を進めるべき重点領域を掲げ取り組みを加速しようとしている。2008年までに政府のネットワークをIPv6に対応させることが明示されており、IPv6による電子政府の実現に向けて既に各省庁の動きが活発化している。 この講演では、IT新改革戦略にのっとったIPv6活用の動きについて紹介するとともに、通信・放送関係の政策議論を概観し、IPv6への政策サイドからの期待を述べる。
2-1 IPv4アドレス枯渇
- 10:45-11:45
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「IPv4アドレス枯渇を乗り越えるために」
チェア
前村 昌紀 社団法人日本ネットワークインフォメーションセンター理事 パネリスト
友近 剛史 エヌ・ティ・ティ・コミュニケーションズ株式会社 阿部 健二 KDDI株式会社 松崎 吉伸 株式会社インターネットイニシアティブ 印南 鉄也 ソフトバンクBB株式会社 JPNICの「IPv4アドレス枯渇に向けた提言」によると、IPv4アドレスの枯渇後に出現する、IPv6アドレスだけでインターネットにアクセスしようとするサービスやクライアントのために、既存インターネットアクセスのデュアルスタック化とトランスレータ機構の設置が不可欠とされる。ここでもっとも大きな役割と負担を強いられるのが、インターネットアクセスを提供するキャリア、ISPである。
このパネルでは、日本のISP・キャリアでネットワーク設計運用に携わる皆さんにご参集いただき、IPv4アドレス枯渇を乗り切るために今後どういったことが必要となるのか、その課題を探る。
3-1 Windows Vista
- 12:00-13:00
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「Windows VistaとIPv6」
楠 正憲 マイクロソフト株式会社 最高技術責任者補佐 IPv6が規定で有効になった汎用OSであるVistaがまもなく登場する。そのWindows VistaのIPv6関連の機能とマイクロソフトのIPv6推進に向けた取り組みを紹介する。
4-1 次世代キャリアネットワーク
- 14:30-16:00
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「IPv6によるキャリアサービスの今後」
チェア
伊藤 公祐 株式会社IRIユビテックユビキタス事業部シニアコンサルタント
IPv6普及・高度化推進協議会 基本戦略SG
IPv6 Forum WiMAX Forum担当リエゾンパネリスト
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小松 直人 株式会社アッカ・ネットワークス WiMAX推進室 シニアエキスパート 吉満 雅文 KDDI株式会社 技術統轄本部プラットフォーム開発本部本部長 赤藤 倫久 朝日放送株式会社 技術局 開発部 小林清澄 西日本電信電話株式会社 技術部 技術部門長 通信事業者のネットワークインフラは、80~90年代のディジタル化や 携帯電話の本格普及に次ぐ、大変革の時期に差 し掛かっている。 本セッションでは今後の通信事業者の主要サービスと見られている、NGN、WiMAX/無線ブロードバンド、IP再送信などの次世代サービスでどのようにIPv6が有効に活用されていくのかについて、議論を行う。
4-2 マルチプレフィックス技術
- 14:30-16:00
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「マルチプレフィックス技術による可能性」
チェア
北口 善明 株式会社 インテック・ネットコア IPv6研究開発グループ パネリスト
IPv6移行実証実験によるマルチプレフィックスの有効性(仮題)
常川 聡 東日本電信電話株式会社-神奈川 法人営業部
ブロードバンドビジネスソリューション部門IPv6協議会でのマルチプレフィックスの検討状況
松本 存史 NTT情報流通プラットフォーム研究所
セキュアコミュニケーション基盤プロジェクト
IPネットワーク技術コアチームブロードバンドルータメーカにおけるマルチプレフィックス検討状況
川島 正伸 NECアクセステクニカ株式会社 アクセスネットワーク技術部 マルチプレフィックスを利用したネットワークのコストシェアモデル構築の可能性
藤井 資子 慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科 博士課程 IPv6では、現状のIPv4と比較して膨大なアドレス空間を有する利点を持っている。この利点を活かし、ひとつの物に対して管理権限の異なる複数のアドレス(プレフィックス)を配布し、プレフィックスによる制御を行う技術としてマルチプレフィックス制御技術がある。本セッションではマルチプレフィックス制御技術により可能になるIPv6の新しいサービスについて議論を行う。
5-1 社会基盤ネットワーク
- 16:30-18:00
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「社会基盤ネットワークとしてのIPv6応用の可能性」
東京都のファシリティ管理オープン化に向けてのIPv6利用
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藤原 孝行 東京都財務局 災害情報の現状と活用、IPv6の可能性
高瀬 博敏 株式会社 博報堂 企画業務局 病院情報インフラとしてのIPv6の活用
高瀬 浩造 東京医科歯科大 IPv6の利活用が見込まれる分野として、最近注目されているものが遠隔ファシリティ管理や広域での防災基盤構築、あるいは医療等の高度なセキュアネットワークが必要となる分野である。これらの分野におけるIT化、ネットワーク化の最新動向、そしてIPv6に期待される点を解説する。
5-2 IPv6 端末OS
- 16:30-18:00
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「LANや端末でIPv6を利用するための問題と検討」
第一部
大平 浩貴 株式会社リコー ソフトウェア研究開発本部システム研究所 NS研究センター 主任 IPv6普及高度化推進協議会のIPv6端末OS評価サブワーキンググループでは、IPv6対応OSが一般に増えたときに、どのような問題が発生するか、 そしてそれらは、特にWindows Vistaにおいてどのような実装になっているのかを調査している。この検討成果を説明する。
第二部
鈴木 伸介 WIDEプロジェクト / アラクサラネットワークス株式会社 吉藤 英明 慶応義塾大学大学院政策・メディア研究科 安東 孝二 東京大学 情報基盤センター 情報メディア研究部門 助手 第一部で挙げられた「端末OSに起り得る問題」について、MacOSや、その他のBSDのKAME、LinuxのUSAGIの状況と、各技術者の考え方を説明する。